第81話 お世話になりました(その5)
ちょっと、「お世話になりました」からは脱線しますが、ニューヨークでしたアルバイトについて書きたいと思います。
ニューヨークでのアルバイトは、市内観光や旅行者のピックアップ等、雑用ばかりでしたが、それなりに結構楽しく、特にニューヨーク観光のお手伝いは忘れられない思い出です。
バンに乗って、マンハッタンをドライブし(私は、助手席に座っただけですが(^^;))、それぞれの名所を通り過ぎるときに、解説をするのです。
….とは、いっても私は解説をしている会社の人の横で、笑みを浮かべながら、音頭とりをしていただけですが、なかなかニューヨークの歴史を感じさせるものでとてもためになりました。
もう、ほとんどその内容は忘れてしまいましたが、一つだけエンパイアステートビルの話を覚えているのでご紹介したいと思います。
かなり数字があやふやだったので、一応インターネットで調べて確認しました。イヤ~、インターネットって本当に便利ですね!(f^^;)
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質問1
:エンパイアステートビルが地上102階建てで有名ですが
さて、地下は何階まであるでしょう?
答え1
:数十階ありそうですが、たったの2階です。
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質問2
:さて、このビルの工期はどのくらいでしょう?
答え2
:5~6年…くらいかな~と思われるでしょうがたったの1年と4ヶ月!!
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質問3
:さて、2階分の地下を掘るのにどのくらいの期間が必要だったでしょう?
答え3
:え~、地上102階、地下2階なら、せいぜいかかっても一ヶ月?!と、思われるでしょうがなんと、工期の半分以上を地下を掘るのに使ったそうです!!
(ニューヨークは岩盤でできているので有名です。)
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質問4
:掘削した岩盤の重量はどのくらい?
答え4
:すみません、こんな重量なんて想像つかないですよね。
でも、なんと大日本帝国艦隊が誇った「戦艦大和」の総重量より重いんだそうです!!!
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質問5
:それでは、各階は平均どのくらいのスピードで建てたの
でしょう?
答え5
:電卓をたたくと見当がつきますが、なんと平均1.5階/日。
(十日間で14階半を作った工事記録まであるそうです!)
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質問6
:頂上にあるマストはなんのためにあるのでしょう?
答え6
:時代背景を感じてしまいます。なんと、気球船停泊用!!
(とは言いつつ、実際にはビルの高さを競争し合っていたため、クライスラービルに対抗するため、急遽追加したそうです。(f^^;))
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質問7
:1933年、エンパイアステートビルにキングコングが登ったのは有名ですが、さてもう一つとんでもない物がぶつかったことがあります。それは何でしょう?
答え7
:第二次世界大戦の終わり1945 年にB-25 爆撃機が濃霧のため、79 階に衝突したそうです!
(昨年の同時多発テロを思い出させてすみません)
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質問8
:完成時期の1931年は、大恐慌の最中。
こんな時代にこのビルを建てたことに感嘆しますが、大恐慌だったためにラッキーだったことが一つあります。さて、それは何でしょう?
答え8
:ビルの構築費は約2500万ドル。
実は大恐慌のため、当初の予算の半額で上がったそうです。(^^;)
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質問9
:さてこのビル、エレベータはいくつあるでしょう?
答え9
:なんと!一般用に67台、それ以外に6つ荷物用があるそうです!つまり、ビルの断面図を見ると建物の面積のほとんどがエレベータってことになりますよね!
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質問10
:このビルの展望台で、ある奇跡が見れるといいます。さて、何でしょう?
答え10
:すみません、この質問も「何のこっちゃ?」と感じられると思いますが、以前このメルマガで紹介した、「セントエルモンズファイヤ」….そうです、あの『聖エルモの火』を見ることができるそうです!
理由は、ビルの屋上にたまった膨大な静電気が、展望台のフェンスにずっと手を乗せていると体に帯電し、指先から放電するためです。
展望台でキスをすると、くちびるに火花が散ることがあるそうですよ!愛の奇跡か!!
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….と、マ~結構面白いでしょう?
観光案内をしている最中ず~と、こういった雑学と冗談で日本から来た観光客の皆さんを喜ばせていた商売だったのです。
それにしても、アルバイトをしていたときに、きちんとメモをしておけばよかったと思っています。そしたら、数回分のメルマガを発行できたでしょうからね。(f^^;)
<続く>
それじゃ、また!
[2002年1月10日発行]