コラム

globalforce.link通信 第0040号 [2016.7.26.]

グローバルフォース・ドット・リンク通信
(第0040号)

2016.7.26.

お元気様でございます。
異文化コミュニケーション研究所(R)所長の島崎です。

最近『自分は褒められると伸びるタイプ…』だと、先生や上司に自己申告する子供が多いそうです。(f^^;)

会社の上司なら「叱るより褒める」ということも場合によっては必要かもしれません。でも、世の中そんなに甘くない。もしも、怒らせた相手がお客様だったらどうするのでしょう?

そういえば、最近注意をすると『逆切れ』する人が増えている気がします。
以前、某会社のお客様センターに連絡して、トラブルのクレームをしたところ、なぜか反発してきたため、話しているうちに段々こちらの怒りが増幅したことがありました。

無菌状態で育てるより、雑菌の中で育った方が抵抗力がつくのですけどね。日本の教育、考えなくてはいけません。

———————————————————————-
■トピックス■
1.今週のフォーカス「押し付け」
2.勉強会・セミナー等のご案内
3.摩訶珍(まかちん)編集後記
———————————————————————-
┏━┓
┃1┃今週のフォーカス「押し付け」
┗━┛

7月12日に「横浜ファッションデザイン専門学校」さまのご協力(会場のご提供)の元、第一回目の【勉強会】<<声に出す日本語>>を開催しました。

これは当研究所が、日本で働きたいと考えている多くの外国人留学生たちと接する中で、声を出して日本語を読むという能力が欠けている人が多いことに危惧を抱いたところから始まっています。このままでは、どんなに優秀でも、就職後に困ることになります。

私たちも子供の頃、教科書を声を出して読む練習をしました。大学等の高等教育では専門知識を習得することに時間が割かれている関係上、声を出して読むなんて初歩的なことは個人の努力に任せているわけです。もちろん、日本人の私たちは初等教育から既に多くの時間を割いて訓練していますから、改めて大学で行う必要はありませんが、外国人留学生にとってはこれはとても重要な勉強です。

ところが第一回目の勉強会への出席者は、たった一名でした。

アルバイで忙しいという理由もあるのでしょうが、日本語の文章を<<声に出して読める>>必要性を彼らが理解していないのだと思います。

ビジネス書(文書)を声に出して読むことは、さまざまな基礎訓練になります。
1)しっかりとした発音、イントネーションを習得できる
2)文章の読解力が付き、読むスピードを速めることができる
3)語彙力を増やすことができる
4)さまざまな文章のパターンを習得できる
5)コミュニケーション力を向上できる
等々
すべて、就職した後に役に立つことばかりです。

しかし一方でこれは基礎訓練で、ワクワクして興味を持って学ぶものではないのかもしれません。必要だと叫んでも、その必要性を理解できないのでしょう。

でも、参加人数がいないのは彼らが悪いのではなく、当研究所の「押し付け」意識に原因があるのだと思います。『無料で行うのだし、絶対に必要なのだから来るべきだ…』といった意識です。とても反省をしています。

次回は、より多くの外国人留学生に参加してもらえるように、心を改めて必要性を理解してもらうようにすることと、より興味を持ってもらえる情報発信をしなくてはいけません。

当研究所も、まだまだたくさんのことを彼らから教わる必要がありそうです。(^^)
┏━┓
┃2┃勉強会・セミナー等のご案内 [事前申し込み要]
┗━┛

(1)外国人留学生向け

【勉強会】声に出す日本語  ★無料★

2回目の勉強会です。今度こそ、多くの留学生に集まって学んでもらえるように頑張ります!!(^^)

2016年8月9日(火) 19:00 ~ 20:30
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-13-6
(横浜ファッションデザイン専門学校 2号館)
最寄駅:JR鶴見駅、京急鶴見駅

外国人留学生の皆さんの日本語力アップのために『声に出して』読む日本語の勉強会を開催致します。企業で働くためのレベルを、楽しく学んで頂きたいと思います。無料です!(^^)
(2)企業・学校関係の皆さま向け

次回の<<globalforce.circle勉強会>>は、9月に入ってからとなります。
詳細が決まりましたら、ご連絡しますが、下記日程押さえておいてください。

2016年9月29日(木) 14:00-16:00

場所:星陵会館(東京都千代田区永田町2丁目16-2)

http://www.seiryokai.org/kaikan/map.html

┏━┓
┃3┃摩訶珍(まかちん)編集後記
┗━┛

今年の3月の日経ビジネスに「人口知能、人間超えで見せた弱点」という記事がありました。その中の一節をご紹介します。

『アルファ碁は人間の発想にない手を繰り出す。我々の常識では形勢を損なっているはずが、局面が進むにつれて実はアルファ碁が優勢だと明らかになっていた。』

と書かれている反面

『李九段がアルファ碁から唯一の勝利をもぎとった第4局、優勢だったアルファ碁は、途中から意外なもろさを露呈した。李九段の勝負手への対応を誤り、形勢を損なったアルファ碁は、初心者のような手を連発し始めたのだ。』

というのです。そして、

『アルファ碁の中で何が起きていたのか。それを解明することは、現在の技術ではできない。』

怖いですよね。人類が作ったシステムを、私たちは解明ができないのですから…。
ちょっと空恐ろしくなりました。
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
異文化コミュニケーション研究所(R)のミッション
『日本を、世界中の優秀な人財が活躍する国にする』
~ 多様性のあるglobalforce(高度外国人)を活躍へ導く ~
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

————————————————————
※本メールは、当研究所関係者と名刺交換をさせて頂いた方、
セミナー等にご参加頂いた方々等、ご縁を頂いた方々にお送り
致しております。

いつもありがとうございます。
————————————————————
───────────────────────────
┘┘┘┘┘異文化コミュニケーション研究所(R) (iCCC)
┘┘┘┘ http://www.globalforce.link
┘┘┘  横浜市神奈川区青木町3-15 SSビル201号室
┘┘   Tel:045-307-8248(代) FAX:045-461-1577
┘    代表取締役社長 所長 島崎ふみひこ
───────────────────────────
(当研究所は、株式会社フィギュアネットの事業部です。)