globalforce.link通信 第0089号 [2018.11.7.]
グローバルフォース・ドット・リンク通信
(第0089号)
2018.11.7.
みなさま、お元気様でございます。
異文化コミュニケーション研究所(R)所長の島崎です。
世の中がざわついていますね。
外国人労働者の受け入れ拡大を図るための「出入国管理法改正案」なるものがまともな議論もなしに、与野党の攻防状態で進んでいます。来年の4月から施行したいようですが、どうなることか…。
それに伴い、弊社への問い合わせが増えているように感じます。でもその多くが「人手不足は外国人で!」的な考えであまりにも安易だと感じています。
その上腹が立つのは、「安く使える」と思っている。
目先の人手不足対策も必要ですが、どのような会社にしていきたいのか、そのビジョンがなくては、後々大変なことになるでしょう。企業の皆さんには、是非考えて頂きたいですね。
それから、ご案内が行っているかと思いますが、次回のneoGetTogetherは来月12/6を予定しています。貴社の未来を変えるような優秀な留学生との出会いを期待しております。
皆さまご自愛ください。
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■トピックス■
1.今週のフォーカス「給与体系」
2.勉強会・セミナー等のご案内
3.摩訶珍(まかちん)編集後記
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┃1┃今週のフォーカス「給与体系」
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日本企業が未だに「国際企業」化されない最大の理由は、ご本社のある日本の従業員と、海外法人の従業員の《給与体系》が別々にあるためです。
日本の製造業の多くは「日本で渡しているような給与は、現地では払えない」と仰います。それは、「現状の給与体系」ではできないだけの話です。
外国人を採用して、日本で数年間教育した後、母国に帰ってもらい日本との懸け橋となってもらいたい…と思っているのに、母国へ返した途端に直ぐに辞めてしまう。「だから、外国人は雇いたくない…」、良く聞く《小言》です。
辞める理由は簡単です。母国では日本でもらっていた給与の数分の一しかもらえないため、納得がいかないためです。中には、その問題を回避するため「○○手当」という方法で補助的お金を出している企業もあるようですが、それが他の従業員にばれると、不協和音が社内に蔓延してしまいます。今までのやり方では、どうやっても解決できません。
でも、世界共通の給与体系を導入すれば、そんな問題は直ぐに解決できます。
『え?それじゃ中国の工場で働く従業員にも、日本人と同じ金額を払うのか?!』
そんな声が返って来そうですが、そうではありません。単に世界で同一基準の「給与カテゴリー」を決めて、それに「(物価)係数」を掛けて算出するということです。つまり物価水準の高い国と、低い国とでは絶対的な給与は異なります。金額は物価等の要因で変わりますが、今までのような理不尽さを感じることはありません。
発展途上国で働いているから、能力もなく、単純労働をさせて安い給与で使う…なんて考える方がよくよく考えればおかしいと思いませんか?
だって、すべての日本人が優秀とは限らないのと同じですから…(f^^;)
どこの国でも優秀な人財がいると考えれば、そんな【ダイヤの原石】をみすみす単純労働者の中に埋もれさせること程もったいないものはないのです。どんなに途上国であっても優秀であれば、ご本社への逆出向がありえる。そんな仕組にすれば良いだけの話です。
古い資本主義の考え方では、労働賃金の安いところで生産することしか考えず、人に焦点は当ててきませんでした。しかし、これからは「人」こそが『資本』になる世の中になってきます。つまりどの国であれ、能力のある人間を、本社同様に平等に扱うことで、新たな資本主義の考え方が生まれてくるのです。
今までは、どんなに愚かな人でも日本語さえできれば「ご本社さま」で働いてのほほ~んと生きてこられました。これからは、発展途上国の従業員であっても「ご本社さま」で働くチャンスが得られるようにすれば、良い緊張感が生まれるはずです。
そこで「日本語」という壁が立ちはだかってきますが、必要であれば外国人従業員に日本語を教育すれば良いのです。そして、それよりも重要なことは、世界水準の英語力を日本人従業員が持てば良いのです。
「給与体系の一本化」「日本人従業員に世界水準の英語力を持たせる」これらが出来ない限り、日本企業は「お山の大将」で終わってしまいます。お困りなら、当社にご相談下さい。一緒に解決します。
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┃2┃勉強会・セミナー等のご案内 [事前申し込み要]
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(1)第4回《neoGET TOGETHER》のご案内
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日本で働く意志とやる気のある《優秀な》留学生と、ガチでコミュニケーションが取れる就活・採用イベント《neoGET TOGETHER》(留学生と企業のパーティー形式の懇親会)。
毎回厳選した留学生を集めていますので、企業の皆さまから大変好評を頂いております。ROMA(Recruiting Optimization Matching Academy)から含めて、数十名の採用が決まっています。
9/20のイベントへは、企業6社、留学生16名が集まり、企業にも参加頂くワークショップを含め、時間いっぱいまでコミュニケーションを取っていました。現在は、個別の面談やインターンシップへと進んでいます。
前回は、早い時点で企業枠がいっぱいになったため、ご参加を希望される企業さまは是非お早めにお問い合わせください。
★良い、出会いを!★
【日時】2018年12月6日(木) 16:00~19:00
【場所】東京都品川区大崎2丁目3-13
寺岡精工 大崎ビル
【企業参加費用】
当日参加費(各社3名まで):30,000円[消費税別]
お問い合わせをお待ちしております。
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┃3┃摩訶珍(まかちん)編集後記
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外国人スタッフの家族が日本で生活をするようになった際、言葉の関係で
企業の人事の方だけで対応することが難しいことがあります。
最近は行政でも外国人スタッフを雇用して、他言語対応をしていますが、
それでもスムーズにいかないことが多くあるようです。
神奈川県に《かながわ外国人すまいサポートセンター》というNPO団体があります。(https://www.sumasen.com)
英語・中国語・スペイン語・ポルトガル語・コリア語、ベトナム語、ネパール語、タガログ語、タイ語
で相談を受け付けているようですので、困った際にはご連絡をしてみては如何でしょうか?
<連絡先>
NPO法人 かながわ外国人すまいサポートセンター
〒231-8458 横浜市中区常盤町1-7 横浜中央YMCA 2階
TEL:045-228-1752 FAX:045-228-1768
Email:sumai.sc@sumasen.com
(月~金 10時~17時、土日・祝日はお休み)
問題は一人で抱えないことが大切です。(^^)
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異文化コミュニケーション研究所(R)のミッション
『日本を、世界中の優秀な人財が活躍する国にする』
~ 多様性のあるglobalforce(高度外国人)を活躍へ導く ~
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■□ **** 異文化コミュニケーション研究所(R) ****
■□ ~ 日本を世界中の優秀な人財が活躍する国にする ~
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■□ 企業の生き残り・革新のために、『人財の多様性』は不可欠です。
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■□ 弊社は、白羽の矢を立てるべきは「外国人留学生」だと考えます。
■□ 日本語が使え、日本文化に造詣がある「優秀な留学生」が日本には
■□ たくさんいます。そして、彼らは日本で働きたいと思っています。
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■□ 多様な異文化視点を持つglobalforce(高度外国人財)を活用する
■□ ことで、「新たな価値の創造」につなげることができます。
■□ ”globalforce”は企業にとって貴重な人財です。
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■□ しかし、多様性を受け入れることはチャレンジングなことです。
■□ 一筋縄ではいかない。障害物競走のように、いくつもハードルを超
■□ えて行かなけばなりません。当研究所は、採用から活用に至るまで
■□ 企業のチャレンジをお手伝い致します。
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┘┘┘┘┘異文化コミュニケーション研究所(R) (iCCC)
┘┘┘┘ http://www.globalforce.link
┘┘┘ 横浜市神奈川区青木町3-15 SSビル201号室
┘┘ Tel:045-307-8248(代) FAX:045-461-1577
┘ 代表取締役社長 所長 島崎ふみひこ
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(当研究所は、株式会社フィギュアネットの事業部です。)